春のきざし

本日の最高気温が19度以上になったんだとか。「クソ寒い」とか言いつつも、春は必ず訪れる。自然って不思議。このまま春に季節は移るのだろうか……

 

なぁんてのんびりと言っているが、私は春が苦手である。

 

花粉で鼻水が止まらない。昼と夜の気温差で体調を崩す。なによりも「入園式」「入学式」「入社式」と新しい環境に入らなくてはならないというのが我慢できない。私は人よりも生きる速度が遅いので、「みんなと一緒」という行動ができない。新しい環境になっただけでも心身に負荷がかかるというのに、「みんなと一緒に」いろんなことを強制的にさせられるのが、とてつもなくツラい。

 

もしも、生きる速度が遅い方が拙ブログをご覧になっていたら、この言葉を贈りたい。

 

「みんなと一緒じゃなくても大丈夫。新しい環境に無理やり馴染まなくても大丈夫。ボーッとしていれば、いつの間にか夏になる」

 

しかし、一匹オオカミでもいいかと言われるとそうではなくて、ある程度は協調性も必要で、友も必要なのである。そこらへんの兼ね合いが難しいところだが、それも大丈夫と伝えたい。なぜならば、普段からボーッとしていると、周りから「そういう人」という扱いをされて、生あたたかい眼差しで見つめられるから。「そういう人」は「かわいそうな人」と言い換えてもいい。私も数々の場面で「かわいそうな人」扱いされた。でも、こうやって生きている。だから「私だけおかしいのかな……」なんて思わないでほしい。少しだけ生きる速度が遅いだけなんだから。