浅学寡聞

まだまだ、だ。何がまだまだかというと、全てが「まだまだ」なのだ。……時々、私はこんなふうにわけもわからぬ不安感に襲われる。漠然としたなにかに怯えてしまうのだ。

 

こんなときは、かつて読んだ本などを手にとるのにかぎる。本日、手にとったのは、やましたひでこ「不思議なくらい心がスーッとする断捨離」(2011年)だ。

 

かつて、本書を読んだ直後にちょっと実践してみては「断捨離したんだよねぇ」なんて言ってたけれど、いやはや、恥ずかしいものである。断捨離は奥が深い。「ちょっと」で身につくくらいのモノではなかった。やました氏も失敗を繰り返し、十数年かけて「断捨離」に行き着いたという。カンタンとか書いてあるけれど、実践し、それを続けるのは難しい。「まだまだ……」と思わず呟いてしまい、その「まだまだ」を解消するために読書をしている自分にハタと気づき、苦笑い。

 

やましたひでこ氏の本を手にとったのも、何かの縁である。ここで、いっちょ「断捨離」をもう一度実行してみるか。浅学寡聞ゆえに、迷い戸惑い失敗もあるだろうけれど、ヌルく続けてみよう。