展覧会ってどうみるのか
これは人類の永遠のテーマと言っても過言ではない。人の数だけ正解があり、また不正解もないのである。しかし、当たり前のことだが、人様の観賞の邪魔をするのは論外。ここでは私自身の展覧会の臨みかたをまとめてみたい。
歩きやすい靴
企画展だけではなく、平常展も観ると美術館はけっこう步くもの。個人の自由ではあるが、ヒールの高い靴での展覧会はオススメしない。
荷物はロッカーに預ける
大きな荷物は鑑賞時の邪魔となる。なによりも、他の入場者にあたり迷惑となる場合となることが大である。必要最小限の荷物で開場へ進むべし。
どの作品を観るのか
展覧会期間、ずっと展示する作品もあるが、期間限定で展示作品もある。いわゆる展示替えというもの。「どの作品を観たいのか」を計画をし、展覧会サイトを見てみよう。
鉛筆と出品作品一覧表
展覧会場入り口で配布されている「出品作品一覧表」を受け取り、気になった作品に鉛筆でメモをとる。展覧会を振り返る時など便利。
好きな作品を思う存分に観る
混んでいる展覧会では至難のワザだが、とにかく観る。「この作品のため」という強い気持ちが大切である。しかし、ここでも他の入場者にご迷惑にならないようにするには言うまでもない。
展覧会図録を購入する
入場料+カタログの値段を考えると、結構な値段にはなる。だが、心にとまった作品を振りかえりみたいのならば、カタログは「買い」だ。しかもカタログには、展示作品の作品解説や論文が掲載されている。大変お得な本である。2500円前後の出費も美術愛好ならば痛くもない……はず。