美術館・博物館

久しぶりの写真美術館

マイケル・ケンナ写真展(東京都写真美術館) 本展は「代表作から初公開作品まで、マイケル・ケンナ45年間の集大成」で「日本初の大回顧展」だという。不勉強な私が、マイケル・ケンナを知っているはずがなく、友人が教えてくれたおかげで知った写真家だ。…

日本人に愛されているのか

友人とともにムンク展へ行く。もちろん、代表作「叫び」が目的だ。 「混んでいる」と想像していたが、本当に混んでいて驚いた。だって、土曜といえども朝一ですよ。行列しているではないか。舞浜の夢の国のアトラクション並みに並んでる。みなさん、ムンクが…

夫は言った。

「ルーベンス展に行かない?」 展覧会に興味を示さない夫が言ったのである。こんな機を逃しては一生夫と展覧会に行くことはない。ノリノリで国立西洋美術館に行った。 私のルーベンスの知識といえば、「フランダースの犬」程度である。ネロがパトラッシュと…

わからない展覧会

「マルセル・デュシャンと日本美術」展(東京国立博物館)に、夫とともにに来館。土曜日なのに、それほど混んでおらず、まぁまぁ余裕を持って展覧会を楽しむことができた。来館者の年齢層は私と同年代くらいだろうか。特に注目をしたのは「オレ、デザインし…

本人の自由である

学生の頃に教授がおっしゃっていた言葉。 「美術館にジーンズはちょっとね……。引っ越しじゃないんだから」 それを素直にきいてしまって、「何を着て美術館へ行ったらいいのかわからない」と困った学生だった私。 何を着ようと着まいが、本人の自由である。決…

展覧会ってどうみるのか

これは人類の永遠のテーマと言っても過言ではない。人の数だけ正解があり、また不正解もないのである。しかし、当たり前のことだが、人様の観賞の邪魔をするのは論外。ここでは私自身の展覧会の臨みかたをまとめてみたい。 歩きやすい靴 企画展だけではなく…