酒と泪と……

どうしても越えられな「壁」がある。

 

それは人によって違うし、同じ「壁」なんてものは何ひとつない。人によって「壁」と感じないものだってあるし、当人からしてはとてつもなくそびえたつ「壁」だったりもする。

 

なんでこんなことを話すのかというと、私は、「壁」にぶち当たると、誰かが「壁」をとりのぞいてくれるんじゃないかと期待し、泣いていた。泣き疲れて、そのまま寝てしまえばいいのに、酒を飲んではくだを巻いて誰かを困らせていた。

 

それはやめる。酒におぼれるのも、涙を見せるのも。

 

泥臭くても、みっともなくても、真正面から「壁」とむきあっていきたい。たとえ「壁」が高くて分厚くてどうしようもなくて、諦めてしまったとしても、「壁」と向きあった自分をたたえたい。

 

というわけで、私、「壁」と真正面から向きあう。ここで宣言したからには、行動にうつす。