懐かしい味 ②
季節の変わり目の気温乱高下で、夫婦そろって体調不良気味。健康が一番なのだと思うばかりである。さて、こんな時に思いうかべることがある。それは、亡母の「掟」だ。
風邪気味だった時、母は絶対に「餃子」を私に無理やり食べさせた。当然のことながら、母の手作り餃子ではない。近所の中華屋の餃子である。母の言い分は以下の通りだ。
- ショウガ……体をあたためる
- ニンニク……スタミナ補給
- 肉……体力回復
これは母独自の見解。世間様でまかり通ることではない。風邪気味の時の餃子はツラい。胃にもたれるし、息が匂うし。「餃子効果」を実感したことはない。むしろ、逆に餃子に負けていたような。
風邪気味のとき。安静に過ごし、消化の良いものを食べるのが一番である。