本人の自由である

学生の頃に教授がおっしゃっていた言葉。

 

「美術館にジーンズはちょっとね……。引っ越しじゃないんだから」

 

それを素直にきいてしまって、「何を着て美術館へ行ったらいいのかわからない」と困った学生だった私。

 

何を着ようと着まいが、本人の自由である。決してかしこまる必要はない。

 

あれから随分と時がたち、美術館はずいぶんとカジュアルな場となった。なので、教授のような方をお見かけするのは少なくなったのだが、「昔の人」っつーのは健在で、ヒソヒソと言う方は存在する。ややこしい世の中だな。ホント。