かの清少納言も
「めったにないもん(意訳)」として〝姑に好かれる嫁〟と言っている。
よく義母にイビられている嫁の話を聞くが、私と義母は決してそんな関係ではない。むしろ好かれている……と思いたいんだが、どうなのか。
ある日のこと。私と義母は電車に乗っていた。話の流れは忘れたのだが、突然、義母は「私は息子を命として生きてきた」と言ってきた。正直、どう返答したらいいのかわからなかったのだが、義母の命の次に大切な息子(←夫のことね)を、私は奪ってしまったのだということは理解できた。
そんな一件があり、「クソ野郎」とか「人非人」とかあらゆる罵詈雑言を夫に言うこともあるんだけど、「夫だけは幸せにしなくてはな」と思うのである。気持ちとしてはユーミンの名曲「守ってあげたい」だ。
清少納言も「めったにないもん」として〝夫を大事にする妻〟として書いてほしいもんだよ。